検索結果の上位に表示させてブログにアクセスを集めるためには、キーワード選定は重要です。
せっかく良質な記事を書いても、キーワード選定をしていないとユーザーにあなたのブログを見つけてもらえません…。
キーワードの入れ方を工夫することで、アクセスを集めることができますよ!
本記事では、初心者向けにわかりやすく「キーワード選定のやり方」を解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
キーワード選定だけではなく、そもそも記事の作り方がよくわからない方は、以下の記事も参考にしてみてくださいね!
ブログのキーワード選定とは?
はじめに、キーワード選定の意味と重要性をお話しますね。
キーワード選定とは、「サイトを上位表示させるためにキーワードを選ぶこと」です。
需要のある記事を書きアクセスを集めるために、キーワード選定を行います。
知りたいことを調べるときに、Gloogleなどの検索エンジンにキーワードを打ち込んで検索しますよね。
例:「来週、飛行機で旅行するけど、国内線のときは何分前に空港に行けばいいんだっけ?」
上記の「国内線 何分前」という検索キーワードには、「国内線の場合、何分前に空港に行くべきなのか知りたい」という検索意図が反映されています。
キーワードを選定することで、記事の内容を決定させることができますよ。
つまり、キーワードには「読者の悩みや疑問」そのものが詰まっています!
キーワードに基づいて、読者の疑問を解決する記事を書いていきましょう!
キーワード選定の重要性
先程お伝えした通り、検索キーワードには「読者の検索意図」が反映されています。
そのため、キーワード選定をすることで、読者のニーズを満たす記事を書くことができます。
たとえば、キーワード「北海道 観光」と「北海道 グルメ」では、読者の知りたいことは異なります。
キーワード:「北海道 観光」
検索意図:北海道のおすすめ観光地が知りたいキーワード:「北海道 グルメ」
検索意図:北海道のご当地グルメが知りたいキーワードによって、作成するべき記事の内容は大きく変わってきますよね。
キーワード選定せずに記事を書くと、内容がブレてしまうので注意しましょう。
ユーザーが求める記事を書くためにも、キーワード選定は重要です。
キーワード選定のやり方5ステップ
それでは具体的にキーワード選定のやり方を解説しますね。
はじめは難しいと思うかもしれませんが、何回も作業を繰り返すと慣れていくので安心してくださいね。
①メインキーワードを決める
まずは、ブログの軸となるメインキーワードを決めましょう。
ブログのテーマ・ジャンルが決定していたら、それに沿ったキーワードを選んでくださいね。
たとえば、メインキーワードの例は以下の通りです。
メインキーワードの例
- 仮想通貨ブログ→ 仮想通貨
- 筋トレブログ→ 筋トレ
- 看護師に特化した転職ブログ→ 看護師 転職
ブログの方向性が決まっていないという人は、下記の記事を参考にどんなブログにしようか決めてみてくださいね。
雑記ブログと特化ブログどっちを選ぶべき?初心者が選択に失敗しない方法
②関連キーワードを洗い出す
つぎに、メインキーワードに関連するキーワード(サジェストキーワード)を洗い出します。
サジェストキーワードとは、検索窓にキーワードを打ち込んだときに出てくる検索候補のことです。
検索候補が表示されるということは、実際に検索されていて需要のあるキーワードと言えます。
検索窓だけではすべてのキーワードは見られないので、「ラッコキーワード」というツールを使っていきます。
関連キーワードを探す方法はとても簡単です!
「ラッコキーワード」のトップページで検索したいキーワードを打ち込んで、虫眼鏡のマークをクリックします。
すると、下記のように関連キーワードが表示されますよ。
キーワード「筋トレ」で検索した結果、896個の関連キーワードがヒットしました。
関連キーワードから自分のブログのテーマに沿ったものを選んで、記事を書いていきます。
③検索ボリュームを調べる
実際にどれくらい検索されているのかを把握するために、キーワードの検索ボリュームを調べます。
「検索回数が多い=よく検索されている」ので需要はありますが、その分ライバルも多いので注意しましょう。
後ほど、個人ブログが狙うべき検索ボリュームについてもお伝えしますね。
まずは検索ボリュームの調べ方を解説します。
検索ボリュームを調べる方法
今回は、Googleの無料ツール「キーワードプランナー」で検索ボリュームを調べる方法を紹介します。
登録後、ログインしたら、「検索のボリュームと予測のデータを確認する」をクリックします。
先ほど関連キーワードで使用した「ラッコキーワード」の検索結果の右上、「全キーワードコピー」をクリックします。
つぎに「キーワードプランナー」の真ん中の枠に、右クリックで貼り付けて「開始する」ボタンをクリックします。
下記のように赤字でエラーメッセージが表示されたら、「キーワードを削除」をクリックしてもう一度「開始する」ボタンをクリックしましょう。
すると、下記のように「月間平均検索ボリューム」を確認できます。
「月間平均検索ボリューム」をクリックすると、ボリュームの多い順にキーワードを並べ替えることができますよ。
これでキーワードの検索ボリュームを調べることができました!
どれくらいの検索ボリュームのキーワードで記事を書いていくのかは、「キーワード選定のコツ」で解説しますね。
④競合サイトをチェックする
現在どのようなサイトが検索結果の上位に表示されているのか、ライバルをチェックしていきます。
競合サイトをチェックする理由は、「キーワードの競合性」と「どんなコンテンツが評価されているか」を調べるためですよ。
たとえば、検索ボリューム10万~100万の「北海道 旅行」というキーワードで検索してみます。
「JTB」「楽天トラベル」などの旅行サイトが上位に表示されていて、個人ブログが上位にはありません。
大手企業や権威性があるサイト(病院など)が上位を独占している場合は、そのキーワードは避けるほうがベターです。
つぎに、検索ボリューム10~100の「北海道 旅行 スーツケース」というキーワードで検索してみます。
企業サイトもありますが、個人ブログが上位に表示されていますね。
この場合、上位表示を狙ってキーワード「北海道 旅行 スーツケース」で記事を書いてみようと判断します。
もちろんライバルが強くても、そのキーワードの記事がないとブログが成り立たない重要なものなら書きましょう。
たとえば、当ブログのようにブログノウハウを発信している場合は、「ブログ 始め方」という記事はライバルが強くても読者にとって必要なので記事を作成しています。
競合サイトに勝って上位表示できるかを調べるのも大事ですが、読者にとって必要な記事かという視点も忘れないようにしましょう!
競合サイトを調べるときのポイント
競合サイトをチェックするときは、「シークレットモード」を使用することをおすすめします。
実はGoogleの検索結果はユーザーに合わせて変更されているので、検索する人によって順位が違います。
そのため、本来の順位を表示させるためには、ぜひシークレットモードを活用してみてくださいね。
Google Chromeの場合、以下のキーを同時に押すことで表示できます。
Windows | Mac |
---|---|
Ctrl+Shift+N | ⌘+Shift+N |
⑤キーワードの検索意図を理解する
キーワードの検索ボリュームと競合サイトの分析が終わったら、「検索意図」を調べます。
読者が何に悩んでいて、何を知りたくてそのキーワードで検索したのかを理解するためです。
たとえば、「筋トレ 停滞期」のキーワードだけでは読者が何を知りたいのかいまいちわかりません。
そこで実際に検索して調べてみましょう。
実際に検索して上位サイトを見てみると、読者が何を知りたいのか以下のように推測できます。
「筋トレ 停滞期」の検索意図
- 停滞期はどうやったら抜けられるの?
- 停滞期に入るのは何ヶ月なの?
- 停滞期から抜ける前兆はある?
- 停滞期は何をすればいい?
キーワードの検索意図を調べて、記事の方向性を定めてから記事を書くようにしてくださいね。
検索意図が理解できたら、その疑問や悩みに対する答えを記事にしていきましょう!
キーワードの入れ方と配置のコツ
キーワードをどこに配置するのか良いのか、ポイントをご紹介します。
キーワードを入れる場所
タイトル
キーワードは必ずタイトルに入れて、競合サイトと差別化できるタイトルを意識しましょう。
キーワードをタイトルにうまく入れるコツは、キーワードは最初(左側)の方に入れることです。
「ブログ アフィリエイト 違い 」というキーワードを例に挙げて、説明しますね。
上位に表示されているサイトは左側にキーワードを詰めています。
ブログとアフィリエイトの違いを徹底解説!稼ぐならどっち?始め方・選び方も紹介(38文字)
左から右へタイトルを読むので冒頭にキーワードがあると、どんな記事なのか理解しやすいですよね。
NG例はたとえば以下の通りです。
「稼ぐならどっち?始め方・選び方も紹介!ブログとアフィリエイトの違いを徹底解説(38文字)
NG例のようにタイトルの後半にキーワードを入れると「…」で隠れてしまって、ユーザーにどんな内容の記事なのか伝わりません。
ユーザーに検索意図と一致した記事であることをアピールするためにも、キーワードはタイトルの最初に入れましょう!
タイトルの文字数や付け方は下記の記事で詳しく解説しているので、チェックしてくださいね。
【2023年】ブログ記事のタイトル文字数は35文字前後が最適!SEO対策も解説
H2見出し
H2見出しにもキーワードを入れましょう。
H3やH4見出しにキーワードを入れてもGoogleに「このキーワードで記事を書いています」とアピールが届きにくいためです。
たとえば「アフィリエイト 必要なスキル 」というキーワードを例に挙げて、説明しますね。
【タイトル】アフィリエイトで必要な3つのスキル!稼ぐために知っておきたい習得方法
H2見出しに上位表示させたいキーワード「アフィリエイト 必要なスキル 」、関連キーワード「アフィリエイト 手順」を入れています。
見出し構成のポイント
- キーワードを自然に入れる
- タイトルに沿った見出しにする
ただし、キーワードを詰め込み過ぎると、しつこい印象を与えたり内容が理解しにくいので注意してくださいね。
H2:アフィリエイトに必要なスキル3つ
H3:アフィリエイトに必要なスキル1
H3:アフィリエイトに必要なスキル2
H3:アフィリエイトに必要なスキル3
H2:アフィリエイトに必要なスキルを習得する方法
H2:アフィリエイトに必要なスキルより大切なポイント3つ
見出しはGloogleとユーザーに記事の内容を伝える大切な役割があるので、キーワードを無理やり詰め込むのはやめましょう。
見出しはタイトルの答えになるように構成してみてくださいね。
メタディスクリプション
メタディスクリプションにも、キーワードを入れます。
メタディスクリプションとは、検索結果で表示される記事の説明文のことです。(下記の画像参照)
表示される文字数の目安
- パソコン画面:90〜120文字程度
- スマホ画面:70文字程度
メタディスクリプションの書き方のコツは、以下の通りですよ。
メタディスクリプション作成のコツ
- キーワードを入れる
- 記事内容を要約する
- 70文字程度にする
スマホで検索するユーザーが多いので、スマホ画面の文字数に合わせて70文字程度に設定するのがおすすめです。
Googleの検索結果では、検索したキーワードと一致するメタディスクリプションの文字が、太文字で強調されます。
自分で設定していても、本文の内容に合わせて自動で構成される場合があります。
なので、作成に時間をかけ過ぎないように注意してくださいね!
メタディスクリプションは、WordPressの記事作成のところで設定できますよ。
ブログキーワード選定のコツ3つ
キーワード選定のコツを解説します。
キーワード選定のコツ3つ
キーワード選定に慣れてきたら、コツを意識して上位表示を狙っていきましょう。
①ロングテールキーワードで記事を書く
検索ボリュームが少ない「ロングテールキーワード」を狙って記事を書くのがおすすめです。
まずキーワードの種類を説明しますね。
キーワードは大きく分けると、以下の3つに分類できます。
- 【ビッグキーワード】:月間検索数が1万以上
例:筋トレ - 【ミドルキーワード】:月間検索数が1000~1万
例:筋トレ モチベーション - 【ロングテールキーワード】:月間検索数が1000以下
例:筋トレ 女性 30代
検索回数が多い「ビックキーワード」は、個人ブログだけではなく企業サイトも参入しているため、競合率が高い傾向があります。
ブログが育つ前にいきなりライバルが強いキーワードで記事を書いても上位に表示されるのは難しいです。
最初は検索ボリューム50~100くらいのキーワードで書いていくのがおすすめですよ。
先程の例で言うと、「筋トレ 停滞期」や「筋トレ 女性 30代」のように、2語~3語で構成されている検索ボリュームの少ないキーワードですね。
もちろん、検索ボリュームが少ないからと言って必ず上位表示される保証はありません。
どんな検索ボリュームの記事を書く場合でもやることは同じです!
軸は、「読者の検索意図を満たす記事を書くこと」を忘れないにしてくださいね。
②関連キーワードを深掘りする
洗い出した関連キーワードをさらに細分化して、調べてみましょう。
キーワードを深掘りすることで、具体的な読者のニーズが見えてきますよ。
たとえば以下のような手順で行います。
例:【メインキーワード】筋トレ 検索ボリューム:1万~10万
【関連キーワード】筋トレ 停滞期(検索ボリューム:100~1000)で記事を書くことにした場合
「筋トレ 停滞期」の関連キーワードをさらに確認するということです。
「キーワード選定ステップ2」で行ったようにラッコキーワードで「筋トレ 停滞期」の関連キーワードを調べると、次のようなワードがヒットしました。
表示されたキーワードの中から、関係がありそうなワードをリストアップして、検索ボリュームを調べていきましょう。
- 検索ボリュームが大きい場合は、そのキーワードで新たに記事を書く
- 検索ボリュームが小さい場合は、「筋トレ 停滞期」の見出しにそのキーワードを追加する
という具合に、工夫できますよ。
関連キーワードを細分化して、しっかりと記事構成を行っていきましょう。
③内部リンクを設置して上位表示を狙う
上位表示させたい記事は、内部リンクを設置して強化しましょう。
たとえば、競合サイトが強い「ウォーターサーバー おすすめ」というキーワードで上位表示を狙いたい場合、
上記のように、「ウォーターサーバー商品A レビュー記事」を書いて、内部リンクを設置します。
- 上位表示させたい記事を書く
- 上位表示させたい記事の補足記事を書く
- 上位表示させたい記事に内部リンクを設置する
複数の記事のパワーを集めて、「ウォーターサーバー おすすめ」を上位表示させるイメージです。
内部リンクの設置方法は、上位表示されているサイトを見ると参考になりますよ!
キーワード選定おすすめツール
キーワード選定に役立つ、おすすめツールをご紹介します。
キーワード選定おすすめツール
ラッコキーワード
ラッコキーワードは、関連キーワード(サジェストワード)を調べたり、競合サイトの分析に役立つツールです。
「キーワード選定のやり方」で紹介したように、キーワードを入力すると関連キーワードを調べることができます。
また「見出し抽出(上位20サイト)」をクリックすると、上位サイトの記事構成や文字数までわかります。
競合サイトの記事構成をチェックすると、上位表示されるためにはこれくらいの文字数が必要なんだなと記事を書くときの目安になりますよ。
ラッコキーワードは有料版と無料版がありますが、ラッコキーワードの有料版はかなりコスパが良くておすすめです!
実はキーワードの検索ボリュームを調べるのも、ラッコキーワードだと簡単にできます。
細かい検索ボリュームの数字がわかるのも嬉しいポイントです。
ラッコキーワード(有料版)ひとつで、キーワード選定に必要なことは網羅できます!
ラッコキーワードの活用方法は、下記の記事で詳しく紹介しているのでチェックしてみてくださいね。
Googleキーワードプランナー
Googleキーワードプランナーは、キーワードごとの検索ボリュームを調べることができます。
無料で使えますが、下記のように大まかな数字しかわからないので注意してくださいね。
細かい数字を出したい場合は、Google広告を出稿する必要があります。
広告を出稿する方法はややこしいので、初心者の方にはおすすめではありません。
細かい検索ボリュームを出したい方は、ラッコキーワードの有料版がボタンひとつで簡単に調べられるのでおすすめです。
Transcope
Transcope(トランスコープ)では、キーワード選定をしながらAIを活用して簡単に記事作成が行えます。
簡単に使い方を解説しますね!
「ドキュメント」から「AIにおまかせ」を選択し、「新規作成する」クリックをします。
つぎに調べたいキーワードを入力し「分析を開始する」をクリックすると、以下のようにタイトル案や見出しが表示されます。
「流入ワード」のタブをクリックすると、検索ボリューム数や競合性が表示されます。
「利用ワード」タブをクリックすると、上位サイトの平均文字数やよく使われているワードが表示されます。
トランスコープなら簡単な操作でSEOに強いAIライティングが行えますよ。
メールアドレスを登録するだけで、無料版のお試しができるのでぜひ導入を検討してみてくださいね!
GetKeyword
GetKeywordは、サジェストワードと検索ボリュームを調べることができる無料ツールです。
調べられる回数に制限はあるものの、登録登録するだけで検索ボリュームまでわかるので便利ですよ。
サジェストワード(関連キーワード)と検索ボリュームが細かく表示されます。
「Googleキーワードプランナー」だと10~100のように大まかな数字しかわからないので、とても便利ですよ。
またYahoo!知恵袋などの質問サイトでよく質問されていることをリストアップしてくれるので、検索意図も理解できます。
使い方も簡単なので、ぜひ活用してみてくださいね!
まとめ:キーワード選定で読者の悩みを解決する記事を書こう!
今回は、「キーワード選定の方法」をご紹介しました。
キーワード選定は記事作成の基盤になるので、しっかりと習得していきましょう。
キーワードに対する「検索意図」を把握して、読者の悩みに答える記事を書いてみてくださいね。
何度も繰り返してキーワード選定のコツを掴んでいきましょう!
最後に、ご紹介した内容をおさらいしておきますね。
キーワードを入れる場所
キーワード選定おすすめツール
以上、最後までお読みいただきありがとうございました!
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